星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

2023年春分によせて

    

 

3月21日6:24、春分を迎えました。

 

占星術的には空の太陽が牡羊座に入る瞬間を春分とみなしています。

春夏秋冬の流れ、一年のスタートといえるタイミングです。春分図のリーディングはこの一年間の方向性を示すものといえるでしょう。

 

春分によせて

 

自らの殻を破り、新しい価値観で世界を捉え直すことがテーマです。

 

古い慣習や、押し付けられていた役割から離脱またはリセットしようとする。新しいライフスタイルや価値観に飛び込むようなイメージです。リノベーションではなく更地から家を建てるかのように、何もない所から新しい物事を創造することに魅了される。地道に一つの事をコツコツ積み重ねるよりも、興味関心の向くまま移っていく・・・そのスピードは次第に加速されることでしょう。

 

自分の探しているものを実際掴むまでは、その実情は本人すらハッキリ見えていないかもしれません。探し求めている時は大きなビジョンが見えるようで見えない・・・ある意味気持ちの悪い感覚ですが、悲壮感は漂っていないようです。古くて似合わなくなってきた服を脱ぎ捨てることで身軽になり歩みは軽快ですから。人によっては新しい居場所を求めたり環境を変えようとするかもしれません。

 

この時期から誰もが新たに自分の世界を構築することになるでしょう。そこで注意したいのは自分を取り繕うことなく、自分の意志をストレートに表現する勇気。日和見的な態度や優柔不断など、古い世界での負の財産を引き継がないことがとても大切なことになるでしょう。

 

「何か」を創造する習得することで、新しい世界を自分の頭で理解する。

本当の自分を表現することは、ある意味コンプレックスや弱みを表に出すことかもしれません。痛みを伴い躊躇してしまう人も多い事でしょう。けれど敢えてそのことで成長しようとする姿勢は自分の新しい信念を目覚めさせるもの。マイスタンダードを創ることにもなる筈です。

 

ただ人によっては不確定なビジョンに焦り、地に足の着かない言動にでることもあり得ます。暫くの間はリアリティが信用の決め手となるでしょう。ビッグマウスや架空の話などうまい話には近寄らないことが賢明です。また全体的に節制や倹約ムードに入っていく傾向にあるでしょう。

 

新しい自分の世界を構築する。

それを自ら表現し、人に教えたり伝えたりする人も少なからず出てくることでしょう。

 

 

                        以上です。