星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

魚座満月によせて

    

 

9月10日18時59分、魚座にて満月を迎えます。

 

満月は手放しにまつわる葛藤を教えてくれます。

新月の新たなスタートを切るために、心の重荷を手放し身軽になるために。

 

手放しや葛藤は一見痛みを伴うイメージですが、新しい豊かさを受け取るための空白作りのようなものです。これからの自分にとって何が必要で何が不要なのか・・・今一度静かに考えてみるタイミングと云えるでしょう。

 

魚座満月によせて

 

目に見えるものだけが全てではない。

 

この時期、新しい価値観で自分の世界を仕切り直そうとする人がいるようです。

自分が持っているもの・・・環境、能力、経済的な力。それら有形無形の財産を棚卸し、これからの自分に相応しいものをピックアップしていくイメージです。

 

10年前、渇望して手に入れたものなのに

努力を重ねて身に着けたものなのに

 

いつの間にかその当時の熱量は冷めて、違う存在になっていることもあり得ます。一方新しいテコ入れによって今の自分にジャストフィット。当時以上に夢中になることだってあり得ます。どちらにせよ新しい価値観で手持ちの財産を再査定していく流れになりそうです。

 

人間は価値観を基に豊かさを追求するもの。手持ちの財産は当時の価値観を如実に表しています。新しい価値観は多くの場合「今まで」とは真逆のベクトルを指しています。それだけに自分の世界を仕切り直そうとするならば、古くて不都合な価値観やパターンを解き放つ必要があるのです。

 

古い価値観から卒業し、新しい価値観の鍵で未来への扉を開錠する。

 

このような時期はある意味カオスで、攻撃的に快楽を求めたり反対に内面に籠ったり・・・極端に偏ることもあり得ます。ただふり幅が大きくても右に左に揺れながらも、次第に真ん中に落ち着いてくるものです。

 

目に見えないもの(価値観や信念)を成熟させて、豊かさを具現化させていく。

生きていく上で欠かせない大切なことを模索する満月といえるでしょう。

 

 

                          以上です。