星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

魚座新月に寄せて

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3月3日午前2時34分、魚座にて新月を迎えます。

魚座は12星座の最後の場。とても女性的で情緒や繊細な感性を尊重します。現実の世界よりも集合意識に繋がりやすい抽象的な質を持っています。

 

「感じきる。そして統合する」

これが魚座新月の星からのメッセージです。

 

現実では毎日の生活があり、仕事も、やるべき事もあります。物理的な物事に追われることだって多々あります。

 

ただ次新月までのひと月の間は正に「自分劇場」に入り込む時期といえるでしょう。勿論外で起こる出来事には影響を受けることは避けられない。でも今の時期は「それをどう感じているのか」が大切なことのようです。

 

寂しい悲しい嬉しい・・・批判することや分析よりも感じることが中心となるようです。感性とは人それぞれ、感じるポイントは違うものです。その為現実では少し上の空だったり、いつもの会話がかみ合わなかったり、そんなことが起こりやすくなるかもしれません。今まで積極的に行動してきた人ならば戸惑い不安になるかもしれません。でもそれは流れに乗っている証であり、無闇にテンションを下げる必要もありません。

 

今、自分の奥底に潜り感性の声を拾うことです。人間は多様なキャラクター(人格)を心の中に抱えているものです。もしかしたら自分で認めたくないキャラだってあるかもしれません。それらと向き合い、声を拾い、存在を認めること・・・葛藤や痛みを伴うこともあるかもしれません。またに意外な自分の優しさや思いやりに気づいたりすることもあり得るのです。

 

でもどちらも否定しない、分析しない。ただ感じきることです。

 

魚座は集合意識と繋がる世界観をもっています。境界線は曖昧でグラデーションになっている世界観。日頃白黒ハッキリさせてきた人にとっては抽象的で居心地の悪い感じがするかもしれません。でも個人レベルの悲しい嬉しい楽しいといった感覚は、集合意識に最も届きやすいものです。そしてそれは一方通行ではなく自分も一緒に含まれるものです。

 

自分の感性の声と向き合うことで昇華し統合する。

「本当はこうしたい」という強い信念を最終的に固めること。

 

3月の春分に向けて・・・魚座新月の目的地は其処だと思うのです。

 

 

                        以上です。