1月18日8時48分蟹座にて満月を迎えます。
満月は‟手放し”を意図し、それにまつわる葛藤をホロスコープ(星図)によって表現します。
一方、半年前の2021年7月頃(蟹座新月)に抱いていた願望が満ちるタイミングとも言えます。当時の貴方は何を望み欲していたのでしょうか。当時と現在を比べ、少なからず意識や価値観の変化などを体感することでしょう。
蟹座満月に寄せて
「世界が止まってしまった・・・」
今、身動きがとれないと感じているかもしれません。
声を上げて叫びたい、動きたいと思ってもまるで金縛りのように身体は固まってしまっている。何かとてつもなく強い者に見入られているかのよう、心はまるで小鹿のように怯えているかもしれません。
満月時の星の配置から、最強で強面の冥王星が月に睨みを利かせています。個人の感情を表す‟月”にとって、冥王星は異次元のパワーを象徴する存在です。睨み返すなんて・・・目を逸らすだけで精いっぱいかもしれません。そんな怖い目にあうなんて、何か悪い事をしたのでしょうか?
いいえ・・・最強の存在の冥王星は、貴方を咎めているのではありません。
自分にとって本当に大切なものは何か? という事を問いているのです。
ささやかな幸せ、楽しみ、喜びなど充実した人生の為には潤いであり確かに必要なものです。でも、最強の冥王星はもっと深みを追う事を私達に求めているようです。
「成熟した多幸感」
それは自分そのものを活かし切ることなのかもしれません。
自分の能力や魅力を最大限に引き出し、社会に打ち出していく。臆することなく奢ることなくただ直向きに・・・そんなドラマティックなシーンを、冥王星は観たいのかもしれません。
「世界が止まってしまった・・・」
今、まるで悪夢を見ているかのように感じていても、水面下では着々と運命は動きだしています。
いずれ新しい世界に飛び込む人もいるでしょう
固定化された世界に新しい風を吹き込もうとする人もいるでしょう
その中でこれまでの経験や能力全てを活かし、余すことなく世の中に表現していく。
ただそのためには、「意識を拡大する勇気」が必要不可欠となります。
放って置いたら、意識はラクな方安定路線に逃げてしまうものです。その為の覚悟を問いている星の配置ともいえるでしょう。
貴方の覚悟と勇気を、冥王星は静かに観ているのです。
以上です。