星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

「お先真っ暗」は夜明け前の暗さだ

 

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こんにちは、晏藤滉子です。

今日は「お先真っ暗」をテーマに独り言です。



「お先真っ暗」を呟く時

 

「お先真っ暗」とは文字通り未来が見通せないどころか、きっと悪いことが起きるだろうという伏線が隠れています。前向きな時には使いませんものね( ;∀;)

 

とにかく怖い、不安、寂しい・・・など、ありとあらゆる「不幸のタネ」をまとめた表現が「お先真っ暗」なのです。

 

私自身も過去「お先真っ暗」と実感した時がありました。

その時は「悪い夢観ている気がする・・・」と2年間くらい呟き続けていました。(どれだけ眠り続けていたんだ(-"-))

 

経験者は色んな事情があって、「お先真っ暗」という状態になっている訳ですが、本人にとってはとても辛い経験でしかありません。つまり人生の底辺にいる様なものですから、「真っ暗」なのは当然です。



「お真っ暗」のOG、OBのその後

 

救いようのない「お先真っ暗」な状態。

本人にとっては修羅場の連続かもしれません。

 

ただ、私の個人的な気づきなのですが、

一時でも「もうお先真っ暗で・・・」などと呟いた経験者の方達。つまりOGやOBですね。その人生の修羅場の後では、必ず浮上しているのです(当人比で)。それは万物平等な宇宙の法則です。そもそも人生のバイオリズムで考えたら「ずっと」とか「永遠」はあり得ません。だから人生どん底で「お先真っ暗」ならば、それは続かないと決まっている。

 

お先真っ暗な状態は「夜明け前の漆黒のような暗闇」なのでしょう。

 

でも、世の中を見ていると「不幸の連鎖」を経験する人を見かけます。そういう宿命なのかもしれません。そうは言っても、その人なりのバイオリズムで上昇下降の波は絶えず起こっている筈です。

 

それとは別に(これが結構多いのですが)、運命に逆らうあまり拗らせてしまっている場合があるようです。「何でこうなるの?」「私の何が悪かったの」「どうしても許せない」など、自分や相手を攻め続ける。真っ暗な状態が不安で怖いから、暗闇の部屋の中で懐中電灯を探し廻る。

「ここに懐中電灯あったはずだ・・・ナイ!」 

「隣の引き出しは?・・・やっぱりナイ!」 

引き出しをひっくり返したり、箪笥の角で爪先をぶつけたり・・・一人で大騒動を繰り広げているのです。 少し待っていれば、段々と朝日が差してくるのにね。その大騒動が運命を拗らせてしまうような負の連鎖の原因です。



「お先真っ暗」な時は「人生お手上げ」のタイミング。

そんな時は、無闇に焦って動かないで・・・・特効薬は「ぼーっと頭の中を空にすること」です。「お手上げ状態」を認め、白旗をあげることかもしれません。

 

そうすれば、必ず浮上するタイミングがやってくるものです。

 

***

 

ある時のこと「お先真っ暗」経験者のお話を聞いていると、ある共通項に気づきました。

 

それは、各々が「お先真っ暗時代」を思い起こすとき、とても包容力のある暖かい表情をしているということ。「あの頃はね、大変だったのよ」と微笑みながら話してくれる。きっと、今の自分から、「お先真っ暗な当時の自分」を見守るような、慈しみの表情だと感じました。皆さんそのような表情をされているのです。


きっと、当時の大変な経験は忘れる事はなくとも、昇華されたのでしょう。

 

お先真っ暗経験者は、深い闇も白みかけた夜明けの明るさも体験した人です。「清濁併せのむ経験」という人生のミッションを抱えているともいえるのでしょうね。



今日も読んで下さってありがとうございます。 それではまた(^^)/