こんにちは、晏藤滉子です。
「本当の自分」で生きること、
このブログでも、よくテーマに上げています。
「本当の自分」・・・というと、自己中心的とか我儘だとか。
人の為に生きることが尊いのでは?・・・という印象があるかもしれませんね。
確かに、本当の自分で生きることは、自己中心的でなくてはいけません。
他人目線で、他人の価値観で生きていたら「本当の自分」を見失う。
一般的に、他者の為の自己犠牲は美化された物語だし、家族を喜ばせること、
友人を大切にすることを求められてきました。
そんな価値観からみたら、自己中心的というのは異端にみえるかもしれません。
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今、取り繕った仮面を被って苦しいのなら、それは外せばいい。
仮面を外した時、無垢な貴方の素顔が現れるのです。
ただ、それには変容の為の痛みはついてきます。
その仮面を外す時、それが息苦しいものであっても、剥がす時の痛みはあるものです。今まで色んな思いがあったとしても、自分の顔として付けてきた仮面だから、戸惑うのも無理のない話です。
そんな痛みも不安も経由して、
それでも本当の自分で生きることには価値があると思っています。
仮面を剥がす事が目的ではなくて、本当の自分にとって相応しい幸せを創造することが目的です。世に出ていなかった「本当の自分」はぎこちない存在です。時には捨てたはずの仮面が恋しくなることもあるかもしれません。
その揺らぎの時期は、自分は何者か分からなくなることもあり得ます。
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他者の為に、社会の為に生きることは尊い、と云われ続けてきました。
とはいえ、私達はそれで燃え尽きてしまった人も見てきています。
人の為に、自分を犠牲にして、どうして苦しそうにしているんだろう。
そう感じていました。
ただ、「心のカラクリ」を生業にして気づくことがあります。
「本当の自分」で生きることは、自然と人の為になるということ。
そもそも潜在意識や宇宙の法則です。
社会や他者に「尽くす意識」を持たなくても、自然な形で周囲に貢献できるよ
うになっている。見える形でも、見えない形でも・・・廻りまわって影響を与え
ていく。
そういうケースを沢山みてきました。
「誰かのために」「人が求めるものに応えたい」と思う内は、仕事も人間関係も上手く運ばない。でも、視点を変えて「本当に自分がやりたい事を追求する」「出来る事だけする」と開き直った時、物事が一気に動き出すのです。それは面白いくらいに・・・
一見、自己中でも我儘であっても、
「本当の自分」の為は、人の為にもなる・・・。
忖度や、勝ち負けを超えた、世の中の法則なのかもしれません。