こんにちは、晏藤滉子です。
以前、エネルギーバンパイアについて記事を投稿しました。
エネルギーバンパイアとは「自分のエネルギーを奪う者」の例えです。
ただ、必ずしもそれは他者ばかりではなく、自身の内側にも存在します。
今日は、その内なるエネルギーバンパイアについて共有いたしましょう。
内なるバンパイアは夜になると登場する
夜に考え事をしてはいけない・・・
こんな言葉を聞いた事はありませんか?
夜更かしだった学生時代、ラジオの深夜放送で聴いた覚えがあります。
お悩み相談だったかな?・・・リスナーの相談事にパーソナリティーがアドバイ
スしていました。
夜に一人で考え事をすると、ロクでもない事ばかり考えてしまう。
だから時間の無駄だし、感情が暴走して後から後悔することに・・・といった内容でした。
夜になって、独りになって・・・じっくり考える。
自分と向き合う時間は、大抵夜になってしまうものです。
でも、夜に考える事や思いつきって、結構ネガティブ思考に嵌りがちです。
ネガティブは決して悪者ではないけれど、物事を悪い方悪い方に考えること自体、心臓に悪いものです。不安になって落ち着かなくって、心が乱れて眠れなくなるものです。
眠れないベッドの中で考える「悩み事」なんて最悪。正にエンドレス。
悪い夢を観ることも高確率に違いない。
独り寝返りを悶々と打ち続ける・・・そんな夜を過ごした経験って、誰でもある
と思うのです。
夜の考えごとで、朝から疲労困憊。
ある意味エネルギーを奪われたようなもの。
そして奪った者は「自分自身の思考の声」です。
***
夜中の考え事で、自分を翻弄するのは、頭の中を占領する「声」です。
不安、妬み、自分の正当性、非難、仕返し・・・そんな疑心暗鬼の声の主は「自
分の思考」からくるものです。ただ自分の頭の中の声であるけれど、決して「自分そのもの」ではありません。
「思考の声」って、通り過ぎるもの。あたかも「自分そのもの」と思わせるようなリアルな雰囲気だけれど、そもそもダミーに過ぎません。
例えば・・・気分が悪い、凹んでいるなど気持ちの悪い感情に占拠されていたとしても、ある瞬間「ふっと」重さが抜けて、気が軽くなるといった経験はありませんか?自分で何かコントロールした訳ではなく、正に通り抜けていくような感覚です。
「思考の声」は、自分で意識しない限りは、言いたい放題です。
言いたいだけ言って、朝になったら去っていく。残されたのは、憔悴しきった
自分だけ。
「思考の声」は内なるエネルギーバンパイア
「思考の声」は、「独りになる私」を狙ってやってきます。
何と言っても隙だらけだから、頭の中を占拠しやすい
独りになって自分と向き合う環境は、思考の声の独壇場です。
「思考の声」を「自分そのもの」と勘違いして、
罪悪感で心を乱し、弱気になって、自らのエネルギーを「思考の声」に差し出していく。
そして朝になり、「声」は手に入れたエネルギーと共に去っていく。
まるで夜行性の吸血鬼のような、エネルギーバンパイアです。
***
内なるエネルギーバンパイアから身を護るには、夜に考え事をしないこと。
ごく単純なことですが、それに尽きるかもしれません。
夜には、少しでも自分の心が軽やかになるような映画や音楽を聴いたり、
趣味に没頭することも有効です。不安の種をそのままにしておくと「思考の
声」は容赦なく侵入してきます。
少なくとも、答えの出ない考え事は、日の明るい内にすることが得策です。
逆に言えば、選択したい、決定したいと決断を求められるテーマは、
朝日を浴びてから夕方までに。
また思考の声は煽るという特質を考えたら、人間関係のセンシティブな話し合
いや交渉なども夜は避けた方が賢明かもしれません。
ネガティブやポジティブに偏らない、ノーマルな視点で物事が判断できると思
うのです。
明けない夜はないけれど、夜明け前の闇は漆黒で一番暗いと云われています。
エネルギーバンパイアが付け入る隙を与えないように、
自らエネルギーを差し出さないように。夜の考え事は要注意です。
今、夜更かしな生活であっても・・・
大事な決め事は、お日様が出ている内にいたしましょう。
シンプルな事ですが、大切なことだと思うのです。
今日も読んで下さってありがとうございます。 ご参考までに(^^)/