こんにちは、晏藤滉子です。
今日は「人が動く時の動機」について共有いたしましょう。
その動機は何ですか?
願望達成、習慣づけなど・・・
「何か」に向かって事を始める時、そこには必ず動機が存在します。
「何か」は目標とも言えますが、そもそも目標を持つに至った動機です。
就職の面接でも「志望動機は?」がお決まりのパターン。
就活だけではなく、結婚や進学でも・・・それを選択した動機を問われることは
よくあること。
でも、人に問われる、ましてやそれが結果を左右するものとなったら、
周到に「答え」を用意するものです。
ただ、時々思うのですが・・・そんな時の「答え」って何だか教科書通り、差し障りのない大義名分であることが殆ど。「本音」というものが感じられないような気がするのです。
本音では、もっと人間くさくて、単純なこと・・・だと思うのです。
人が動く時・・・必ずキッカケがある
子供でも、大人でも、人を動かす動機は単純なこと。
楽しそうだから
カッコイイから
モテるから
一生安心して暮らせそう・・・
大人だったら、正直には言いづらいかもしれませんね。
でも、その単純な動機を否定しないように。馬鹿にしないように。
「自分の使命は」「社会や他者の為に」「皆が笑顔になれるように」など
壮大なテーマが原動力となるのは、ある程度の達成レベルが必要です。
最初から、抽象的で素晴らしい「動機」に拘っていては
頭でっかちになって失敗を招きやすく、挫折しやすいものです。
例えるならば、“焚き火”です。
最初から、湿った重い薪に火を着けようとしても無理なこと。
着火剤を使ったとしても悪戦苦闘、時間もかかる。
一方、乾燥した薪に火を着けて、風で煽って勢いをつける。
火が安定して薪が燃え盛る時に、少しずつ「重い薪」を入れることは可能で
す。
素晴らしい使命感の「動機」は湿った重たい薪
単純で人間臭い「動機」は乾いた軽い薪
最初は、本音丸出しの「人間くさい動機」こそ、行動力に直結していくもので
す。そして単純な分、意外にも挫折に強い。考えてひねり出した「志望動機」
は、迷路に嵌ると方向を失って動けなくなってしまうものです。
火が安定し落ち着いた頃、「使命感」「社会への貢献」「感謝」が自然な形で
湧き上がってきます。自分だけではなく全体への思いやりなどは、その段階で
は必ず引き出されてくる筈です。
そもそも人間は本来「収穫を分かち合う」という生き物。自分が満ちていれば自然な形でお裾分けしたいというDNAを持ってます。
先ずは、本音の動機に火を着ける。最初の一歩は軽く、楽しく、子供のように
夢中になりながら。火の勢いが安定すれば、自然に「使命感」としての行動に
繋がっていく・・・。
「本音の動機」は着火剤として、優秀なもの。なかなか侮れないものです。
今日も読んで下さってありがとうございます。 ご参考までに(^^)/