星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

蟹座満月に寄せて

   

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周りの期待よりも自分の選んだ道を貫きたい。

 

今年の秋以降、「自分の道」を改めて考えてきた人も多いと思います。

 

今までの、親の期待、周囲との協調、社会的な一般概念など

他者の物差しで「自分の道」を見据えてきた人も、ふと立ち止まり、

「私・・・何やってるんだろう」と我に返るような機会が訪れたかもしれません。

 

それは、大きな出来事から、日常の些細な出来事迄。

 

この流れは春まで続くものですが、

この半月の間は(満月は次の新月までの半月間を支配します)、

感情の面で葛藤や迷いが生じやすい星の配置です。

コントロールが効かなくなることも。

それは、「自分の道」を貫きたいというピュアな気持ちを持っていても、

今までの社会の当たり前、今までの人間関係がそれに水を差してくる。

 

そうは言っても、社会や其の人達だって内心分かっている筈。

今までの普通は通用しなくなるという現実があるということを。

 

でも、自分で分かっていても敢えて他者にはそれを要求してしまうのです。

それは、誰もが大なり小なり不安を抱えているから。

 

其れゆえ、今までの物差しを人にかざしてしまい、

我が道を行こうとする人を攻撃する。

この半月間の人間関係は矛盾を抱えているようです。

 

でも、その渦中でも「自分の道を貫く意志」を固める人も多いはず。

 

この半月間は周囲を説得することに勝算はみられないかもしれません。

でも、自分の内面で備える事はとても必要な大切な準備です。

 

「備える」という事は、意識の整理です。

 

ただ願望を思い描くというだけでなく、「今までの道」を歩き続ける場合のシ

ミュレーションも行います。二つの世界をイメージなり感覚なり、想定される

メリット・デメリット・打開策と向き合う事です。

その上で、自分はどちらの道を選ぶのか・・・自分に問いかけていきます。

 

正直、メンタル的には結構キツイかもしれません。

不安な事をイメージするわけですから。でも、敢えてそこへダイブすることで

「耐性」のようなモノが出来上がります。「ここまでなっても何とかなる」

と。

 

一見荒療治ですが、選択に迷いそうな時こそ有効な手だてです。

振り子のふり幅が大きい程、一旦ニュートラルに戻すことは重要です

混沌としている状況だからこそ、自分の意識を整えることは最大の備え。

それは同時に自分や社会を俯瞰して観ることに繋がります。

 

決断というのは、断つを決めるということ。

「自分の道」というものが、もし開きかけているのなら、

何を断って、何と繋がりたいのか・・・決断は避けられない通過儀礼だと思うのです。



                            以上です。