こんにちは、晏藤滉子です。
今日は、強い集中から起こるトランス状態について共有いたしましょう。
「トランス」に入るって?
「トランス」って、ちょっと偏ったイメージあるかもしれません。
ライブとかで見かける、「どうしちゃったの?」というくらいハイな状態は、「アブナイ人」と思われても仕方ないかもしれません。夢中になって自分の世界に入っている様子は傍から観たら理解不能でしょうね。
でも、トランスに入りやすいタイプは少数派ですが存在します。
トランスという定義は簡単にいうと、
強い集中によって、顕在意識と潜在意識の境界線(クリティカル・ファク
ター)の層が曖昧になってしまうこと。
顕在意識は理性であり、「自分を現実の中で安全に生かす役割」です。
思考を張り巡らし、「潜在意識そのまんまの言動」を実行に移さないようにする。
潜在意識は強力なパワーを持っているけれど、諸刃の剣であり暴れ馬に近いもの。いきなり乗りこなそうとする事は怪我の元です。
その顕在意識と潜在意識のバランスを取ろうとするのが、クリティカル・ファクターと呼ばれる意識の層。防波堤ような役割です。
潜在意識の情報を拾うけれど、それを顕在意識に上るか否かはクリティカル・ファクターの判断に委ねられる。
ま・・・ぶっちゃけ「門番」みたいなものです。
それが、トランス状態になっている場合、
門番は居眠りしているか、サボタージュしているような状態と思って戴けたら
分かり易いかもしれません。だから、門番が役に立たない関所では人の行き来
がいい加減になり、ある意味危険な状態になっている。
クリティカル・ファクターは、防波堤のように安全に生活するため大切な存在です。
私とトランスの付き合い方
私が「トランス」に入りやすいと気づいたのは心理学の勉強中でした。
面白くて充実して、毎回の講座は「ひと言も聞き逃すまい」の勢いで受講して
いました。
すると、一日が終わって帰り支度をする辺りには、自分が「ちょっと変」になっている。持ち物全部忘れたり、電車は反対方向に乗るし、目がとろーんとしている。無防備で、もしも悪い人がいたら簡単に騙されそうな危うさはリアルに怖いもの。
周りは心理学のプロだったのが幸いでした。
私がトランスに入りやすいとすぐに気づいて、
まるで子供のように注意してくれる。
自分では実感が湧かないないのがトランスです。
好きな事に入り込む集中力が非常に強く、
周りが見えなくなる、時間を忘れる。
そんなタイプはトランスに入りやすい傾向かもしれません。
それが無ければ長所になり得るのに・・・
長所と短所は紙一重なのかもしれません。要は使い方。
だからこそ、自分でも相当注意を払いました。
面白い講座やセミナーほどトランスはもれなく付いてくる。
休憩中密かに階段を駆け上がったり、肩や手をバシバシ叩いたり、冷たいコーヒー一気飲みしたり。周囲からは「何やってんの?」でしょうが、自分の身を守る為ですから必死です。
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デモ・・・最近「トランス中の自分」を久しぶりに見かけました。
それはzoomのカウンセリングセッションの録画の映像で(-"-)
この日は、受ける側で3時間休憩なしのロングセッション。
余りに中身が濃い内容で集中MAX。もう危ない条件全部のせ状態。
案の上、録画を見ていたら、次第に様子の変化が・・・。
変容の経過を観るのは初めてでしたが、相当恥ずかしい。でも凄い記録です。
眼差し、声のトーン、口癖の連発、オーバーアクション・・・うわぁ、恥ずかしい(涙)
よく、動画サイトで飲酒映像を公開している人多いけれど
編集段階で自分の姿に悶絶しないのかな・・・?。
もう・・・穴があったら入りたいレベルです。
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自分の姿にはチーンとなってしまうけれど、
トランスに入るという事は、「実のあるインプット」であることの証です。
確かに、最後まで理性的に受講したものは、
収穫があまりないという事が多いのも事実です。
やはり、自分の特質はオリジナル。唯一無二の個性です。
否定せず、上手く楽しく付き合っていくことが、未来に繋がる・・・
きっと良い流れになると思うのです。
今日も読んで下さってありがとうございます。それでは、また(^^)/