今週のお題「傘」
こんにちは、晏藤滉子です。
今回は今週のお題「傘」よりシェアしますね。
思春期男子の心の揺れを垣間見たシーンを忘れられなくて(^^)/
その日は小雨が降っていました。
私がマンションの外に出た時、男子中学生を見かけました。
いたってフツーの中学生(^^)
でも、傘をささずに登校しようとしています。(傘は持っているのに)
何となく気になってその子の様子を観ていました。
すると、同級生かな・・・同じ制服の男子と合流。
そこで、傘をさしてない事を指摘されたのか、持っていた傘が登場します。
それは、高そうな傘(骨の数が多いこだわりの傘)で、それは綺麗なアジサイ色。傘としては、それは素敵な傘です。私も欲しいくらい。
そうは言っても、明らかに中学生男子の傘ではありません。
案の上、傘を差したものの一瞬でからかわれたのか・・・傘を閉じて再び雨の中走って学校に向かいました。傘を持ったままね。
この数分の出来事が、何だか印象的で忘れられないのです。
ここからは妄想ですが…
きっと、傘を失くした?学校に置いてきた?
(毎度のことなんだろうな)
そこで、母からの「お母さんの持って行って!」と善意の申し出。
男子中学生にとっては「いいから」と言っても、母には「分かった」としか届かない。
結局持たされても、その大人女子力満点の傘を差したくない。
その姿を同級生には見られたくない!
やっぱり、からかわれたし(怒)
・・・みたいな妄想をしてしまった次第です。
何だか・・・男子中学生がいじらしくなってしまいました。
そういう年頃なんだろうなって。
逆に、恥ずかしそうに走る姿は“男の子としての健全さ”を個人的に感じて
しまいました(^^)
矛盾を受け入れる葛藤かもしれません。
母親の言い分は分かるけれど、自分の世界だってある。
その境界線をさぐる時期。
思春期の頃の触れ動く心とカラダ。
その葛藤を感じてこそ、大人の階段は昇り甲斐がある。
青春だな・・・と妄想族の私は密かに感動した次第です。
もう何年も経っているけれど、あの男の子はどんな青年になっているのかな?
この時期になると必ず思い出すシーンです。
今日も読んで下さってありがとうございます。それではまた(^^)/