こんにちは、晏藤滉子です。
最近、印象的なことがあったので
忘備録としてシェアいたしますね。
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その日車で外出し、帰り道にガソリンスタンドに寄りました。
仕事の疲れと睡眠不足から「早く帰って眠りたい!」とバテバテ状態。
そんな時、整備をしている雰囲気の若いお嬢さんが声をかけてきました。
「空気圧みましょうか?」と
私自身、車の事は情けないほど無知でして、
でもタイヤの事が気になっていたのでお願いしました。
案の定タイヤの状態が悪く、その場で彼女に交換をお願いする事に。
その時の、彼女とのやり取りが印象的だったのです。
彼女は20代前半くらいかな。
華奢で、整備している姿が想像できない雰囲気です。
見た目に関わらず
「車が好きで好きで。私、男の子みたいと父に言われてます」
とても、真っすぐで誠実そうな印象を彼女にもちました。
その彼女が、如何に交換を早くした方が良いかを熱く説明してくれるのです。
そして、タイヤ交換をするお店、メーカーは
彼女のお店以外も候補に挙げてメリット・デメリット教えてくれる。
「このタイヤでは心配です!」と真っすぐ語る彼女は
タイヤを売るセールストークからちょっと外れてる(笑)
スマートな話し方ではなく、とても不器用で粗削りなのだけど
車が好きで「自分の仕事」に使命感あるのがヒシヒシ伝わってくるのです。
私も「こんなに心配してくれてありがとう」と思うくらいに。
買い物は慎重な方なのに、睡魔が襲っているのに、
迷うことなく彼女に交換してもらう事にしました。
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「この人から買いたい、取り引きしたいと思われるのがベスト」
商品よりも人間力がセールスの要とよく聞きます。
確かに今回の件で実感しました。
そして、もう一つ気づいた事は
「キレイにまとめることは有利ではない」ということ。
私自身、彼女の誠実さは大きな魅力だけれど、
「粗削り」「不器用さ」にノックアウトだったのです。
車の知識は本物だけれど、他はおかまいなしの潔さ。
もしも、あの時小綺麗なセールストークだったら
「また時間のある時にお願いします」くらいだったと思います。
本物を綺麗にラッピングしたら単なる「想像通りのギフト」
本物を粗削りな紙にくしゃくしゃと包んで渡されたら、
開ける時「ドキドキ」しますよね。
中の本物を見つけた時「意外性のあるギフト」とサプライズ感も。
人間って「意外性」のあるものに弱いですよね。
「意外性」は心の壁を壊す力をもっています。
私は今回その意外性に打たれたのかもしれません。
もともと、意外性のあるもの好きなので(^^)
だからといって、後悔なんて全くなしで彼女には感謝です。
「危ないところ見つけてくれてありがとう」伝えられました。
彼女がもっている、粗削りな魅力を大事にしてもらいたいと
個人的に願っています。
ギャップの魅力は作るものではなく天性のもの。
仕事でもプライベートでも強い味方です。
まるで母が娘に思うような気持ですね。
(母性本能もくすぐられたのか?)
今日も読んで下さってありがとう♪ それではまた(^^)/