こんにちは、晏藤滉子です。
今回は長い独り言。
抽象的な考えですので、感覚で読んでいただけたら嬉しいです♪
「永遠の愛、誓いますか?」
よく映画の挙式シーンで聞く、神父さまの言葉です。
「永遠の愛」憧れますよね。
誰だって恋をしたならば、幸せなときめく毎日を送っていれば
それを、永遠に・・・と求めるものです。
これは恋愛に限らずです。
幸せ、愛、喜びを感じるエネルギーは永遠に感じていたい。
確かに、そんなエネルギーを纏っている人は、キラキラ輝いて眩しいくらい。
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「永遠」といえば、永久に保存されるという錯覚をおこしがち。
でも、その正体は足の速い「ナマモノ」です。
実際、物理的にも永久なものはありません。
全ては変容するもの、進化していくもの。
長く保つことは出来ても、何時かは終わりが来ます。
ピラミッドや遺跡などは、「保存するため」にその時代の最先端の技術が投入
されて保っているようなもの。大自然の景色も、周囲の環境を整えることで維持している。完全放置で保っている訳ではありません。
「永遠」は人間の憧れなのかもしれません。
「永遠の愛」「無償の愛」「永遠の輝き」「不老不死」など。
古代から人々が追求してきた普遍的なテーマです。
そうは言っても、「永遠」はナマモノです。
パートナーとの満ち足りた時間も、見返りを求めない与える愛も、
時が経ち、状況が変わった時、それは変容していきます。
熟成ならば深みがでて価値だってあがる、
朽ちてしまうならば・・・全ての意味が反転してしまう。
愛が無視に、楽しみが退屈に、喜びが憎しみに、与えるは欲しいに。
「永遠」のエネルギーが強い分、ふり幅は大きく強いもの。
期待した分落胆も大きくなるのと同じかもしれません。
だから「今ここ」で「永遠に」を高らかに謳う人には気をつけた方が良いのかもしれませんね。
では、「永遠」は幻なのか・・・。
もしかしたら、砂漠のオアシスのようなものかもしれません。
見つけられたらラッキー的な。
永遠はナマモノです。
そして「今ここ」と深いところで繋がっているナマモノ仲間です。
「今ここ」が本当の意味で充実していて、初めて「永遠」が存在する。
今を無視して、蔑ろにしていては、その先の「永遠」は朽ちてしまう。
今を大切にすること、それを重ねて重ねて・・・「永遠」というオアシスに向
かっていく。
やはり、「今ここ」というポイントは全ての起点なのかもしれません。
「今」の在り方が「永遠の保存状態を左右する」ということだと思うのです。
「永遠の愛」・・・「結婚はゴールではなく、スタートだ」という名言が
ありますが、正にその通りだと思います。
そう簡単に「yes!」と安請け合いできないものかもしれません。
まぁ・・・「no!」と宣言するのも難しい話。
あくまでも意識の問題ですから悪しからず。
今日も読んで下さってありがとうございます。 それではまた(^^)/