星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

蟹座満月に寄せて

 

こんにちは、晏藤滉子です。

 

明日11日の早朝、蟹座満月を迎えます。

今回は月蝕でもあります。

 

星の配置もインパクトが強く

加えて「月とラスボス2day」とほぼ同時。

 

占星術では一年の区切りは春分ですが、

2019年からの流れの総まとめのような意味合いも

感じられます。

 

前半は蟹座満月について、

後半は星図からのイメージをシェアいたしますね。

 

満月は半年前の答え合わせの時

 

満月は、「手放しと感謝」の意味合いがあります。

 

新月で蒔いた種(新月の願い)を育み、

感謝と共に収穫し、それを皆と分かち合うという

古代からの「営みの流れ」が月の動きにリンクして

いるのです。

 

蟹座満月では、半年前の蟹座新月での願い事に注目します。

 

蟹座新月は、半年前の2019年7月3日。

当時の貴方は何を想い、何を願っていましたか?

 

手帳やカレンダーを見ると記憶が蘇ってくるものです。

 

当時と現在の答え合わせをしてみると、

心境・環境の変化は少なからずあり、興味深いものです。

 

「そういえば、こんなこと悩んでいたよね」

また、同じ問題に対して大きく捉え方が変化している

かもしれません。結果は見えずとも、その経過のさなかにいる

場合もあるでしょう。

 

それでは、蟹座満月の星図からメッセージを

シェアいたしますね。

 

蟹座満月に寄せて

 

今、月は蟹座のエリアにいます。

「月」とは感情を表し、蟹座がホームグランドです。

 

家族のような小さい自分の世界を大切に、

確固たる基盤と安定を望みます。

それを守る為ならば感情的にもなる。

 

「月」はそんな蟹座の世界をとても愛しているのです。

 

今、そんな「月」に対して詰め寄っているのが、

真逆の山羊座的世界です。山羊座の得意分野は「社会」。

 

現在、山羊座木星をはじめ影響力のある

多くの星が集まっています。

 

つまり世界の動きが「社会的パワーを得ること」に

集約されてる。

 

その世界の流れが、個の安心安全を死守したい

「月」に詰め寄っているのです。

 

「社会に対して能力を発揮すること。

社会的パワーを得ることの素晴らしさ」を語り、

「月」に対して集団で掛かっているのです。

 

これは不思議な構図。

 

喧嘩でも交渉でも、影響力や権威を持っているものが

絶対的に強いもの。

其れなのに、強い星たちが「月」を引っ張り出そうと

している。

 

その狙いは「月」の潜在的に持っているパワーを引き出す事。

 

つまり、私達の潜在的な衝動、行動、創造によってしか

現実的な変容は起こせないということ。

れを「力のある星」は知っているのです。

見方を変えるとまるで「天岩戸神話」のよう。

 

だから、寄ってたかって引っ張り出そうと

挑発しているのです。「月」である私達を。

 

今は世界的に大きな転換期と言われています。

これは運命的な大きな出来事からというよりも

「小さな私たちの衝動」が集まる事からもたらされるようです。

その先はまだ見ぬ世界。

 

それだけに、落ち着いて定着するまでには

理想と現実の間を行き来し修正を重ねる時間が必要となります。

 

一方この時期には「見えない敵」の存在が

クローズアップされることがあるかもしれません。

内部告発や中傷とかの「膿だし」が

世間に露出する傾向も考えられます。

 

2020年は理想に向けての

試行錯誤で練り上げる時期ともいえます。

 

「私達の衝動」を煽られるのがこの蟹座満月のテーマ。

 

当然プレッシャーから不安かもしれないし、

気弱になることも。

 

でも、貴方の個人の世界を守る事と、

貴方の居る社会を守る事は

等しく価値があるということ。

その豊かさは両立できること。

 

蟹座満月の空は、

両方の尊厳を守る意義を強いメッセージとして

送っているのです。

 

                 以上です。