星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

「無理なポジティブ」は凶器になる時がある

 

 

こんにちは、晏藤滉子です。

 

今日は「無理ポジの罠」について

私の独断と偏見シェアいたしましょう

 

因みに「無理ポジ」とは「無理やりなポジティブ思考」のことです。

 

最近特に感じるのですが、

心やスピ系の勉強をしていると真面目な人程、

自身や他者に対して縛りを入れてくるものです。

 

「思考が現実になるからマイナスな事考えてちゃだめ」

「もっと、前向きに」

「私の為を思って言ってくれるのだから感謝しよう」など、

 

ポジティブシンキングの洗礼を少なからず受けるようです。

 

「無理ポジ」の罠

 

実際、自己啓発やスピ系の書籍では「その類」の文章が見られます。

 

私自身も「無理ポジ」していました。でも、苦しくなってくる。

自分に強引に思い込ませようとしているのに気づいているから。

 

まだ苦しくて、ドロドロに憎んでいて、消えたいほど哀しくて

 

そんな時に周囲から

「そんなマイナスな事考えてちゃダメ。もっと前向きな事考えて」

と伝えられても・・・煩悩をいっぱい抱えている身では心に響かない。

 

それを自分の為に言ってくれているのは理解できるけれど、

「無理ポジ」は私の心の琴線にどうしても触れなかったのです。

 

ポジティブシンキングは、

自分から意識の視点を変えていく流れならOKなのですが・・・。

 

「無理ポジ」は正論という凶器になる時がある

 

「無理ポジ」は疑いようもない正論。

非の打ちどころがありません。

 

誰から見ても正しい言葉は、「こうあるべきだ」という

個人の概念と同じ仲間と捉えます。

 

だからこそ「正論は見えない凶器」と感じるのです。

親や上司から正論を突きつけられると、正しさゆえ反論さえ言えない。

そして罪悪感も同時にやってくる。

 

「私って人間的にダメなの?」と新たな思い込みが増えていく。

 

「無理ポジ」はスマートにまとめられているけれど、

「こう考えていれば、間違いないでしょう。」と

強制されている感が歪めない。

 

最近、そこにハマっている人が多いような気がします。

 

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「無理ポジ」はある意味マニュアル的なものと捉えています。

「こう言われたら、こう捉えよう」みたいな“how to”。

 

ただ、キレイにまとめられたものは、

「大切な粗削りな本音」を誤魔化しているのが多いもの。

 

ネガとポジ。陰と陽。

 

私自身、年齢を重ねて思う事は「絶対的な陰と陽」はないという事。

 

何かの拍子にひっくり返ることはあるし、

世代ごとに思い込みは大きく変わるもの。

 

今の「悪」は10年後には「正」に変わっていることだってある。

そもそも陰も陽も同じだけ併せ持つもの。

 

陽だから◎。陰だから×なんてない。

だから、ネガティブに凹んだって「そういう時もある」でOK。

 

大体、ずっとポジティブでいるなんて無理。人間なんだもん・・・

などと感じてしまうのです。

 

そうは言っても、「無理ポジ」は多数派。

 そこに引き気味の私は、相当天邪鬼なのかもしれませんね。

確かに自覚あります('◇')ゞ



今日も読んでいただいてありがとう♪ それではまた(^^)