星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

手に入らない事への反応の違い


こんにちは、晏藤滉子です。

 

今日は、とりとめのないひとり言です(^^)

 

私は本屋さんで働いていたことがあります。

結構地元では大型店舗、12時まで開いているお店です。

 

勿論、お客様の年代は子供からお年寄りまで。

 

私の見た感じでは、夜に来店されるお客様は個性が強めの方が多い印象。

 

当時のエピソードで印象的なことをつぶやきます。



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書店では11月後半くらいになると、

来年のカレンダーや手帳が多くのスペースをとります。

 

そして、「来年の占い」のコーナーも賑やかになってきます。

 

当時の私は「アンチ占い派」でして・・・。

流行り始めのスピリチュアルも「なに?」な状態でした。

 

ある時、60代くらいの女性とその息子さんが来店されました。

お目当ては売れ筋の女性占術師の「来年の占い本」。

 

テレビにもよく出ていた方ですが、結構不安や恐怖をあおるタイプ。

 

ちょうど、売り切れている事、次回の入荷は未定とお伝えすると

お母さんと息子さんは、まるで災難にあったかのように苦しい表情に。

「もう、3件目なんです。必要な本なので何とか手に入りませんか?」と

悲痛な雰囲気。

 

入荷したらご連絡します。

とお伝えしても中々お帰りいただけない。

帰る時は、がっくり親子で肩を落としている姿は印象的でした。

 

その数日後のこと、

今度は20代くらいの女性が来年の手帳を目当てに来店されました。

 

それは、スピリチュアル系の「一言」が書き添えられた来年の手帳。

それも、完売して次回の入荷は未定でした。

 

その女性にお伝えした時の反応は不思議なものでした。

 

「手に入らないって、きっと必然ね」

 

実は、スピリチャルの用語を殆ど知らなかった私は聞き取れず

後で詳しい先輩から「必然」の意味を聞きました。

 

つまり、出来事には全て意味があるという考え方。

 

数日前の「手に入らないことへの反応」とは大きな違い。

 

「お客様の個性」で当時は片付けていたのですが、

後々、心理学やスピ系のジャンルの本に親しんで理解したことがあります。

 

それは、完売に対して切羽詰まった親子は

恐怖を売るタイプの占術者に完全に依存していたという事。

ある意味支配されていた。

恐怖を売るのなら喜んで買いたい。

恐怖や不安に執着していたのかもしれません。

 

スピ系の「きっと必然にちがいない」と直ぐにあきらめた女性は

起こる事実よりも、意味を見出すことに意識を傾けていたようです。

 

スピ系では「必然」はキーワードのひとつです。

(個人的に感じる事ですが)

時として「必然」に執着してない?と思う場合も時としてあるわけです。

 

私自身、占術をしているので似た表現は良く使います。

でも、あまり「必然」にこだわり過ぎると「必然」に支配されているような・・・。


上手く言語化できませんが、

とても大事なことなので近いうちにまとめますね。

 

今日は完結しないひとり言でお許しをm(__)m  それでは、また。