星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

「初志貫徹」は尊いけれどTPOを選ぶ件

 

こんにちは、晏藤滉子です。

 

朝夕すっかり秋ですね(^^)

過ごしやすい気候は何よりの癒しかもしれません。


早速ですが、

「初志貫徹」という言葉にはどんなイメージがありますか?

 

 私自身は、堅くて重いイメージを連想するので苦手(-"-)

 

「初志貫徹」とは文字通りの意味で、

「初めに決意した意志を最後まで貫くこと」

スポーツをされる方や政治家の方は好んで使われますよね。

 

今日はこの「初志貫徹」という言葉を深堀していきましょう。



「初志貫徹」はブレる事を許さない

 

そもそも、「初志貫徹」とは強い意志で最後まで突っ張れ!

 

ブレるな

よそ見をするな

外からの影響で一喜一憂するな

 

鋼の意志を要求される言葉です。

 

だから、受験生の方が座右の銘にするのも理解できます。

 

自分のお役目に使命を感じている方や短期間で力を出し切ろうとする方には

とても有効ですよね。

 

しかしながら、ある意味TPOを選ぶ言葉だと思います。



長期間や転機の時には「初志貫徹」は適さない

 

そもそも「初志貫徹」は人間の性に逆らった状態を示しています。

 

人間は本来ブレるものだから。

 

不安になって開けてはいけないものを開けてしまうものだし、

つい外からの刺激に一喜一憂してしまう。

 

最初の志を貫くことは容易いものではありません。

だからこそ、「初志貫徹」した人は尊いとされるのです。

 

そうはいっても、一度「初志」のレールから脱落してしまうと

「罪悪感」がべっとり張り付いてしまいます。

 

たった一度のブレさえも許さない厳しさを

「初志貫徹」は持っているのです。

 

一度レールから外れたら、罪悪感を払拭し、立て直す事は結構大変です。

 

そこにエネルギーを費やすならば・・・

 

1年以上の長期目標や、新しい事にトライする転機の方は、

「人間はブレるもの」前提で目標達成のプランをたてることをお勧めします。



 人はブレるもの。だからしなやかさを目指す。

 

 

余談ですが私自身、昔は初志貫徹派でした。

 

そもそも、蠍座女で頑固だし融通がきかない

軌道修正しようにも、初志に反するとなると「周囲の手前・・・」などと

意地を張ってしまう厄介なタイプ。

 

初志貫徹とは自分で決めた選択なのに、

それに拘り、自分で自分の首を絞めているかのよう。

 

だからこそ、2年程前からでしょうか

「ブレてもOKのしなやかさを目指す」と柔軟姿勢に軌道修正始めました。

 

つまり、長期の目標は確かに打ち出します。短期・中期も予め設定はします。

 

そもそも数年計画の目標に

当初からルート設定して拘っていても無理があるのです。

 

新しい道や近道が見つかるかもしれないし

最初のルート設定に拘っていたらもったいない。

 

だからこそ、出来るだけの努力の後には一度立ち止まり

「今どんな風が吹いているのか」を再チェック。

 

そして最高最善と思われるルートを再設定します。

 

この時、「以前はこう言っていたのに」という他者の視線は気にしない。

 

それは、自分は努力のなかで確実に進化しているのですから。

進化に伴う軌道修正こそベストかと。

 

そのように考え始めた頃から、

占星術や、数秘術のメッセージが現象化することが

とても多くなってきました。スピードが速くなるのです。

 

「しなやかに生きる」ということはある意味

「宇宙の流れに乗って生きる」ということなのでしょう。



そうは言っても、当人が好むと好まざるも「脇目も振らず走りぬく時」は

一生のうちに何回かあると思います。

 

その時こそ、走り抜くための「初志貫徹」を座右の銘

スタートダッシュしていきましょう!(^^)!

 

今日も読んで下さってありがとうございます。  ご参考までに♪